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肌は生命の維持に欠かせない

肌には私たちの体温を一定に保つ働きもあります。暑いと顔が赤くなり、汗が出てきます。これは暑さで体温が上がり過ぎたときにまずは体表、つまり肌への血流を増やして熱を放出するために汗を分泌させようとしているためです。その汗が蒸発するときに気化熱で肌の表面温度が下がるのを利用して、体温を下げているのです。それとは逆に、寒いときに肌が青白くなるのは、肌への血流を少なくして、体の熱が外に逃げないようにするためで、寒さで震えるのは、震えることで筋肉を使って、熱を発生させて体温を上げようとしているのです。

肌の表面から出てくる汗には、体内の余分な物質や水分、老廃物を排出する役割もあります。その逆の役割として、肌はさまぎまな物質・成分を吸収する働きも持っています。薬にも、肌に直接塗ったり貼り付けて使うものがありますが、これは肌が薬の成分を浸透・吸収するカを応用したものです。スキンケア化粧品も、肌の浸透力を研究し、なるべく効率よく肌の中に美肌成分が入り込めるように開発が進んでいます。「この人、何歳だろう」と思ったとき、重要な年齢の判断基準になるのは肌です。

なぜなら、人に見られる外面をスッポリと包んで、一番目に付きやすいのが肌だからです。では、私たちは、どんな肌を見ると若々しいと感じ、逆にどんな肌を見ると老化しているなと思うのでしょうか。次のイラストを比較してください。右のイラストより、左のイラストの方が若々しく見えます。右側には肌老化の5大ポイントがわかりやすく描かれています。このイラストを見てのとおり、シワ、シミ、たるみ、くすみ、毛穴が肌老化のサインです。自分の写真にいたずら書きして、シワやたるみ、シミを書くだけで、自分がどんなおばあさんになるのかが予測できてしまいます。

エイジングケアを怠っていると、あっという間に肌老化が進みます。一度は自分の写真にシミやシワを描いて、「絶対にこうならないようにしよう」と固く決意して、モチベーションを高めるのもよいでしょう。20代、50代と並べてみましたが、意外に若さを維持できているような気がします。実際に肌の老化度を測定する器械で調べると、肌のシワ老化に関しては20代レベル、シミ老化、たるみ老化、毛穴老化に関しては30代レベルと、50代にしてはうれしい結果が出ました。たぶんその理由は、細胞からのエイジングケアを心がけて実践してきたからだと思います。美容に「手遅れ」はありません。